【ミニアルファード】新型ノア/ヴォクシー登場!先代との比較+進化点を紹介

新型ノア/ヴォクシーが発表されました。ミッドサイズミニバン界に大きな動きが生まれることでしょう。

本記事では、私が特に着目した新型ノア/ヴォクシーの進化点を旧型と比較しながら紹介していきます!
はっきり言って今回のフルモデルチェンジで、ノアヴォクシーはミニアルファードになったと言っても過言じゃないぐらい。

  • 新型ノア/ヴォクシーを検討中の人
  • アルファード/ヴェルファイアと迷っている人
  • 旧型の値下がりを期待している人
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新型vs旧型:見た目と数字で何が変わったかチェック

車両外装/内装

新旧ノア/ヴォクシー比較(左がノア、右がヴォクシー)

新型の見た目は賛否ぞれぞれあるかと思います。新型車の宿命です。個人的にはノアもヴォクシーもフロントマスクのデザインがあんまりかっこよくない気がします。最近のミニバンはフロントマスクの主張が激しすぎます。ノアヴォクシーになった初代モデルの顔、あれがめっちゃ好きなんですけどねぇ。

さて、ノアもヴォクシーも今回はより主張激しめデザインになりました。ヴォクシーは割と新型が好きですが、ノアは旧型のほうがかっこよく感じます。リアビューは新型好きですよ。アルファードっぽいですけどね。特にバックドアあたりの雰囲気が完全にアルファード。記事タイトルにもあるミニアルファードはここにも。あと、リア側面がどことなくステップワゴンに見える気がします。白いボディだと余計にそう見えませんか?

写真はともにハイブリッドです。内装のデザインはかなりスタイリッシュになりました。直線基調のデザインで、小物入れも使い勝手がよさそう。新型ハイブリッドのセレクトレバーは飛行機の操縦桿みたいでかっこいいですね。スタートスイッチの位置は最近のトヨタの流行りであるセンターコンソール側に。ナビ横というのはプリウスαでありましたが、個人的にはあまり好きじゃないです。触りやすいところにあると誤操作の可能性も高まりますしね。

車両諸元

続いては数字で新旧比較。車両諸元を詳しく比較していきましょう。

新型旧型旧型との差
全長[mm]46954695±0
全幅[mm]17301695+35
全高[mm]18951865+30
ホイールベース[mm]28502850±0
室内長[mm]28052930-125
室内幅[mm]14701540-70
室内高[mm]14051400+5

フルモデルチェンジで一番気になるのは車の大きさがどう変わったか。新型は旧型より一回り大きくなりました。一方で、室内は狭くなっています(諸元上)

一回り大きくなったサイズにより、旧型では一部エアロ付を除き5ナンバーだったのが、全車3ナンバーに。日本人は5ナンバーサイズ大好きですが、3ナンバーと5ナンバーの違いは車検の印紙代ぐらいのものです。新型では全幅が1730 mmになったことにより3ナンバーになっていますが、全長は4700 mmを下回っているため、取り回しは先代とほとんど差がないでしょう。小回りの指標である最小回転半径も先代と同じ5.5 mをキープしています。
ただ、数字で見ると少し残念に思うのが室内の諸元。室内高は高くなったもの、幅も長さも短くなっています。つまり、車両は大きくなったのに車室内は狭くなっているわけです。特に、全長が変化していないにも関わらず室内長が短くなっているということは、2列目、3列目の居住性は多少悪くなっている可能性があります。このあたりは実車を見て実際に触らないとわからない点ですが、検討中の方は注意したほうがよさそうです。

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新型vs旧型:車両装備面で新型はかなり豪華に!

今回のフルモデルチェンジで、私が一番注目していたのはココ!旧型の泣き所は車両装備だと考えていたので、正直車両が大きくなろうがあんまり興味はありませんでした。変わったのは主に以下の5点。

電動パーキングブレーキ(EPB)の採用
運転支援装備の充実
セカンドシートの進化
サードシートに一工夫
バックドアが多機能に

EPBの採用

トヨタのミニバンにおける親分であるアルファード(デビュー時期は後輩になります)ですでに採用されているEPB。近年の車ではEPBの採用も珍しいことではありません。車でサーキットを走るような人は手動のパーキングブレーキが欲しいものです。でも、一般ユーザーからしたら電動化することによりパーキングブレーキのスペースが消えるメリットのほうがはるかに上。ましてこの手の乗用車ならなおのこと。

旧型に採用されていたのは一般的なミニバンによくある足踏みタイプ。EPBになれば足元もスッキリします。

運転支援装備の充実

私が装備面で一番の期待を寄せていたのはココです。やっと採用されましたよ、レーダークルーズコントロールレーントレーシングアシスト(LTA)!旧型にもクルーズコントロールはありましたが、レーダー非搭載の設定車速に固定されるだけのモノ。20年前、10年前ぐらいであればそれでもよかったですが、これだけ先進技術が充実した現代にはさすがにチープでした。特に同クラスのライバルともいえるセレナ、ステップワゴンにはその手の装備(プロパイロット/ホンダセンシング)が搭載されていたこともあり、この差が埋まったことは非常に大きい。私がノア/ヴォクシーよりアルファードに惹かれていた理由もこれです。

そしてアルファードにもついている標識認識機能のロードサインアシストや、死角からの接近を知らせるブラインドスポットモニターも追加。先のクルーズコントロールとLTAも併せてトヨタセーフティセンスとして全グレードに標準装備。これも素晴らしい。

セカンドシートが大幅進化(7人乗りのみ)

ミニバンの主戦場ともいえるセカンドシートも大きく進化しました。
アルファードの7人乗りは真ん中がキャプテンシートになって、オットマンがつきます。そしてトヨタお得意のロングスライドレールでかなり快適な車室空間を実現していました。これがノア/ヴォクシーにも搭載されました。

もちろんノア/ヴォクシーの7人乗りは以前からキャプテンシートを採用していましたが、オットマンだけは未搭載。これはいただけない。オットマンなんか必要なの?と思う人も多いかもしれませんが、一度体験すると、ない車はちょっと座り心地に不満が出ます。
しかもセカンドシートにもシートヒーターが搭載されました。本当に快適なセカンドシートに進化しています。センターテーブルにはUSB-C端子もついてます。

8人乗りのほうは特に進化点はなし。ちょっと残念です。

サードシートに一工夫

ミニバンの3列目といえば、どの車も様々な方法でシートを邪魔にならないところに移動させることが出来ます。好みはありますが、ユーザーの評価が高いのはステップワゴンのような床下に入り込むタイプでしょうか。トヨタもエスティマがこのタイプでした。

ノア/ヴォクシーの場合は、アルファード/ヴェルファイアと同じく跳ね上げ式。3列目の窓の横に畳まれた状態で跳ね上がります。
この跳ね上げシステムは、旧型の頃からレバー1つで背もたれをたたんでシートを跳ね上げるところまで行ける便利なものでした。ただ一つ、最後の固定を除いては。

アル/ヴェルも同様ですが、跳ね上げたシートが下がってこないように固定するためには、シート下部にあるベルトをピラーに固定されたバックルに着ける必要があります。このベルトが付けるのも外すのも案外硬いため、やりにくい。

今回のフルモデルチェンジでは、この弱点をも克服してきました。新型の三列目は、跳ね上げまでは旧型と同様なものの、最後の固定はワンタッチで行えます。
チャイルドシートのISOFIXに似た金具をシートに取り付けることで、サイドの内装に着けられた爪が金具をキャッチする仕組みになっています。外すときも当然ワンタッチ。今までなぜこの機構にしなかったのかと問い詰めたくなるほど。新型のアル/ヴェルもおそらくはこうなると思います。

バックドアはアルファード越え!

ミニバンのバックドアは、各メーカー、各車で様々なアイディアが詰め込まれます。セレナは上半分だけで開きますし、ステップワゴンはわくわくゲートがついていますね。ノア/ヴォクシーもバックドアにアイデンティティがつきました。

パワーバックドアの採用&フリーストップ機構の採用

です。

パワーバックドアはSUVなんかで多く採用されているものが多く、トヨタ内でもハリアーだったりRAV4だったり、すでに搭載されている車はいっぱいあります。ただ、今回のパワーバックドアの凄いところはそこじゃない。車両側面に開閉スイッチがついたのです!

何が便利なの?と思う人もいるはず。実際にミニバンのバックドアを開けると理解できます。ミニバンのバックドアはかなり大きいため、開閉するときにどうしても後ずさりする必要があります。しかも、回転の軸になる部分に対して、ドアの高さが長いので予想外に開こうとする力が強いです。しかも、ミニバンのあの高い屋根のところまで開くのですから、閉じるときもちょっと背伸びしないと扉に手が届きません。
今回のパワーバックドアは側面スイッチがつくことでこれを解決したのです。車両後方に立ち後ずさりしながら開けたり、閉めるときに無理に背伸びすることも必要なくなります。特にノア/ヴォクシーは子育て世帯の所有も多く、女性の方が日ごろ乗ることも多い車です。そんな車にこのような装備がついたのは非常に素晴らしい!あ、もちろん後ろに十分なスペースが開いてることは事前に確認してくださいね!!

そうそう、後ろに十分なスペースがないとミニバンのバックドアって開けにくいですよね。先ほど挙げたセレナとステップワゴンのバックドアについてる機構は、後方に十分なスペースが確保できていないときにトランクへアクセスできるようにしたものです。トヨタの解決法は少し方針が違いました。

任意の位置で止められるようにしました

ん?なんか違くね?と思った人、気持ちはわかります。ただ、実際の使用を考えると割と実用的にも思えます。今までスペースがないときにどうしたかっていうと、片手で半開きのバックドアを抑えて隙間から荷物を出してたわけです。それを支える必要がなくなるのだから、解決方法としては正解に思います。しかも、一度途中で止めたらそれ以上開く方向に動かないようになっています。だから、不意に開いて障害物にぶつかることもありません。

今後の特別仕様車に期待

ここまで割とべた褒めで新型ノア/ヴォクシーを紹介してきました。最後にちょっとマニアックな話をしておきます。

ノアヴォクシーの特別仕様車というと、すぐに思い浮かぶのはGR SPORTでしょうか。旧型には設定がありましたし、新型にもそのうち設定されても不思議じゃない。でも、私が待っている特別仕様車はGRじゃありません。MUという特別仕様車をご存知でしょうか。

ノア/ヴォクシーにそれぞれ設定されていたモデリスタの特別仕様車がMUです。所謂特装車のようなもの。MUの何が凄いって、リアシートを完全に取っ払って5名乗車で公認車検を取っている点。ミニバンの3列目取っ払うなんてミニバンじゃないじゃん!!なんて声も聞こえてきそうですが、実際3列目っていうほど乗らないじゃないですか。だったら最初からシートレスで広く使えるのもアリじゃないですか?
私はこのMUが新型でも登場することを非常に期待しています。特に7人乗りモデルで出てほしい。つまり4名乗車の公認ですね。そうなれば最強の移動車が完成です。運転支援は充実、室内は広々使えて電源もとれる。トヨタさん、ぜひ期待しております。

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将来的に欲しい車の一台

新型ノア/ヴォクシーについて進化点を多数紹介してきました。これ以外にも進化点は多くありますし、私の中の重要度の低さからあえて紹介してない進化点もあります。それについては公式サイトや、ディーラーでの展示・試乗車を是非確認してみてほしいです。私も今度試乗車を乗りに行こうと考えています。

このブログでは車の話題はモータースポーツが多いため、読んでいただいている皆さんも「よってぃーはスポーツカーが好きなんだな」と思っていることでしょう。たしかにスポーツカーは好きだしモータースポーツは好きです。でも、私は車という乗り物がとにかく好きです。ミニバンだってかなり興味は持っています。
あと何年かしたら、私も結婚するなんてことがあるかもしれません。結婚したらミニバンも一台所有したいなと思っています。ずっとその枠はアルファードで考えていました。それもこれも、基本的には快適装備の充実度合いの差でした。今回のフルモデルチェンジで、ノア/ヴォクシーがミニアルファード化してしまったため、より取り回しの効くノア/ヴォクシーの魅力にだいぶ惹かれています。奥様が大きい車は嫌と言っても、このサイズなら許してくれそう。まだ結婚してないけどね!

2022年はステップワゴンもフルモデルチェンジし、セレナもモデルチェンジ秒読みと騒がれています。ミッドサイズミニバンの戦国時代が到来しました。一家で乗る車選びはますます面白くなりそう!

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