この前納車されたばっかりのWiLL VS。
モータースポーツを楽しむ練習機として購入したので、少しずつ制作をしていきます。
新しいクルマを買いました。新しいといっても中古車です。記事名にもカテゴリー名にも記載のある通り、トヨタのWiLL VSというクルマを購入しました。そもそもWiLL VSというクルマとは?とか、なぜWiLL VSに決めたのか?[…]
不要なモノはさっさと取り外し
チューニングの第一歩は取り外しから。なんたって、0円で出来ます。
今回外すのは、ダッシュボードにあるポータブルナビとエンジンルーム内にある”大量の”アース線。
どちらも私には使うことのない部品なので、さようならしましょう。
ポータブルナビ取り外し
取り外しといっても、コネクターを外したらダッシュボード内を通してある配線を抜き取るだけ。
いや、私もそう思っていたのですよ。
どうやら配線の通し方が複雑で、ステアリングコラム裏から引っ張っても先端のコネクタが引っ掛かって抜けない。どうやって取り付けたのか気になるレベル。ダッシュボードを外して取り付けたのでは?と勘繰ってしまうほど。
使わないものに遠慮はいらない。ということで、泣く泣くダッシュボードの中で配線を切断しました。残ってる分はいつか救出します。
シガーソケットの配線に割り込む形で電源が取っていたので、エレクトロタップを外したら撤去完了。
ダッシュボードの上にあるナビ本体と台座を外したらかなりスッキリしました。これで視界を妨げるモノもなくなりました。
アース線撤去
電気回路に詳しくない人のために、アース線とは何か、ということから記載しておきます。
アース(日本語では接地)は、電気回路において0Vの基準になっている部分に接続すること。本来の基準は大地なので、地球を意味するEarthからアースと呼ばれるが、クルマであっても同様の呼称をしています。
クルマの電気回路はボディーそのものがGND(0 V)の基準になっています。
簡単に言えばボディーがマイナス端子の役割を果たしている感じ。なので、バッテリーのマイナス端子はボディーと接続されています。
アースチューンというのは、バッテリーのマイナス端子に本来接続されているアース線とは別でアースを追加するチューニングです。
配線に使われることが多い銅線は、非常に高い電気伝導率を誇る金属です。ですが、抵抗が0というわけではありません。
抵抗値は銅線の断面積に反比例します。つまり、断面積を増やせば抵抗は減る。そこで、追加のアース線を配線することで断面積を増やそうと考えたのがアースチューン。
少し前に話題になったアルミテープチューンに近いものですが、ボディ全体の静電気を取り除くというのが目的です。
私個人としてはあまり効果を体感できないチューニングなので、撤去します。無駄に増やしても逆に重量増ですしね。
本題の撤去ですが、なんら難しいことはなく。ただ配線を外すだけです。
少し不思議だったのは、バッテリーのマイナスと接続されている線だけでなく、エンジンブロックやそのほか金属部とボディを繋ぐアース線も見られたこと。
電気回路的にはどちらも0Vの基準なので、電位差はないはず。たぶん本当に意味がない。