【もうすぐ発売】グランツーリスモ7の個人的に気になった新情報まとめ

リアル志向のレースゲームの先駆け『グランツーリスモ』シリーズ。

その最新作となる『グランツーリスモ7』の発売が2022年3月4日に迫ってきています。

発売まであと1か月のところで、大きく新情報が公開されました。今まで公開されてきた情報と合わせて、この記事ですべての情報を整理していきたいと思います。

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グランツーリスモ7の概要/新情報

収録車種:428(発売時点)
34コース/97ロケーション
マップ画面の復活(GT6以来のGTモードの復活。マップUIはGT4に近い)
GTカフェ(新要素)
3つのカーディーラー(後述)
ライセンス/ミッションレースの復活(GT4以来)
チューニング項目が大幅に進化!!←ここが一番大きいかも
大きく分けただけでも7種類の進化点があります。さて、これらについて少し掘り下げていきましょうか。

収録車種について

発売時点での収録台数は428車種。基本的にはGTスポーツに登場していた車+追加車種といった形になりそうです。

GTスポーツに収録されている車が331車種(公式サイト)なので、新規収録としては97車種。詳細を語ると記事が長くなってしまうので割愛するが、個人的にうおお!!って思った車種だけピックアップして紹介したい。ちなみに追加車種といっても、GT6以前のシリーズに収録されていた車も多く、GTシリーズ初登場の車はあまり多くないと思われる。(ただし、収録車種についてはまだ公式に公開されていないため、公式映像からの判断です。発売したら収録されていない可能性も僅かながらにあります)

・ホンダ シビックType-R (EK) ’97
GT6まで登場していた車両。GT5で復活したRMにも対応していた一台です。やはりこういうコンパクトホットハッチがないとグランツーリスモじゃないです。ちなみに98年モデルはGTスポーツに登場していますので、厳密には新規車種とは言い難いかも。年式違いは水増しだ、とGT5の頃はよく言われていましたが、EK9は97年式は前期型、98年式は後期型になるため、僅かながら差があります。個人的にはこういう僅かな違いこそカーライフシミュレーターの神髄だと思いますから、かなりうれしいです。

・ホンダ インテグラType-R (DC2) ’95
EK9同様にGTスポーツには別年式として98年モデルが登場しています。インテRの場合は年式に対して96スペックや98スペックと言われるほどに年式の差が大きいです。実車では、98スペックからエンジンが手組ではなくなり、ホイールも4Hから5Hへと変化しました。GT7のシステム上ではホイールの差が一番大きい違いかもしれませんが、元オーナー、現オーナーのような人からすればうれしい収録でしょう。

・日産 シルビア spec-R エアロ(S15) ’02
GT6以来の復活。GT5ではRMにも対応していたが、今作でもRMモデルと一緒に収録されそうです。グランツーリスモシリーズの大半をドリフトで過ごした私にとっては、シルビアはなくてはならない存在。特に、後述するチューニングの大幅進化による期待が大きい。

・トヨタ スプリンタートレノ GT-APEX (AE86 Shuichi Shigeno Version) ’00
GT3で初登場した車。GTファン的には”シゲロク“の愛称で親しまれていたイメージです。そう、自動車漫画の金字塔的存在『頭文字D』の作者であるしげの秀一氏が所有するAE86そのものです。心臓部は1万回転まで回る4A-Gを搭載し、フードとりトラカバーはカーボンへの変更されたまさしく“イニシャルD仕様”のハチロク。GTスポーツでAE86はトレノ/レビンともに収録されていましたが、シゲロクがGT7で再び出てくるとは予想外です。気になるのは室内。GT6以前までは車内のディテールが作られていない車なので、GT7で最新のグラフィックを使用して作られるこの車には興味があります。

と、国産車ばかり並べていますが、個人的に気になった追加車種はこのあたり。もちろん海外メーカーの車も多数追加(復活)しています。
個人的に収録してほしい車もいっぱいありますので、別の記事で妄想を爆発させておきます。

収録コース

今回は34コース/97レイアウトのコースが収録。GTモードのUIがGT4の仕様に戻ったため、サーキット選択画面も以前とは少し異なる形に。
本作ではワールドサーキットというメニューから、地域を選び、各サーキットへアクセスするという形に。それに伴い、オリジナルコースに対しても実在のロケーションが割り振られています

グランツーリスモシリーズお馴染みのオリジナルコースであるハイスピードリンクはなんと日本の北海道にあるそうです。私の大好きなトライアルマウンテンはアメリカのネバダ州あたりみたい。架空コースだけど、実在のロケーションが設定されるだけで一気に親近感とワクワクが増します。

コース数もあくまで収録時点での数。車どうように今後のアップデート/DLCで増えることになりそうです。過去作のオリジナルコースが一部復活しましたが、他にも復活してほしいものはたくさん。それについては車同様に別記事で。ちなみにGTスポーツで一度なくなった実在サーキットのデイトナは復活するみたいです。

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マップ画面の復活

 

ファン待望のGTモードが復活と同時にマップ画面も復活。“カーライフを楽しむための車リゾート”がモチーフのようです。

マップ画面方式のUIだったのはGT4が最後。個人的にはあのマップ画面を移動する感じが大好きだったので、この復活はかなりうれしいです。

GTカフェ

先日のState of Playにてその存在が明かされたGTカフェ。山内氏曰く、GT7の中心となる場所

ここで“メニューブック”というモノがプレイヤーに渡されるそうです。その中にはそれぞれ車が記されており、それらの車の集めていくことでメニューブックを完成させていく、そんなイメージでしょうか。どうぶつの森シリーズの昆虫/魚採集に似ているかもしれません。どうもプレイ映像を見ている感じでは、このメニューブックを埋めていかないとアンロックされないコースがある様子。つまりは、GTモードのレースをこなしていく=メニューブック埋めになる感じですね。淡々とレースをこなしてプレゼントカーを集めていく流れだったのが、少し新要素が入ることで面白くなる気がしています。そういえば、GT5のときはプレイヤーレベルを上げないと使えない車がありましたよね。

購入した車の解説もGTカフェで聞くことができるそうです。このあたりはうまく作られていますね。

3つのカーディーラー

GT7ではカーディーラーが3つに細分化されます。

GTスポーツにあったブランドセントラルはそのまま続投。こちらでは2001年以降の比較的新しい車が新車で購入可能なようです。

そして、GT4/5に存在していた中古車ディーラーが復活。90年代の日本車スポーツカーはだいたいここ。端的には2000年以前の車が買える感じでしょうか。
しかも、90年代国産スポーツカーは実際の情勢同様にプレミア価格が付いているものも。32GT-Rとか買えない可能性ありますよこれ。
走行距離の概念もあるので、いい出玉に出会えるかは運次第でしょうか。ラインナップは毎日変わるみたいですが、GTモード内の1日なのか、リアルタイム24時間なのかは少し不明。

最後に新要素のレジェンドカーディーラーです。まさしく往年の名車、自動車文化の歴史を作ってきた伝説的車がここに存在。紹介動画ではアストンマーティンのDB5が挙げられていましたね。

海外版なのでクレジットの単位が若干違いますが(たぶん国内版は0が2つ多い)、それでも32GT-Rのお値段はなかなかです。

ライセンス/ミッションレースの復活

今までのシリーズにもあったライセンスは今作も健在。オールゴールド目指してまた頑張りたいですね。

そして、GT4にあったミッションレースが復活。GT4経験者的にはニュル北のスカイラインはトラウマではないでしょうか。
今作ではドラッグレースやドリフトトライアルもミッションレース内に含まれるそうです。このあたりは製品版に触れてみないとわからないポイントが多そうです。

チューニング項目が大幅に進化

今作一番の進化点と言っても過言ではないのが、このチューニング項目の大幅進化。昨年にGTYCに出場したときに、実はグランツーリスモシリーズの総合プロデューサーである山内一典氏にお会いしたのですが、その時に「GT7ではチューニングが進化するから期待しててね!」と仰っていました。この言葉の意味が分かった感じです。

GT7ではGT6以前に比べ、本当にチューニング項目が進化しています。まずは車の性能アップの面から見ていきます。

今作の特徴は、チューニングパーツが5つのカテゴリーに別れていること。今までのシリーズでは、スポーツマフラー、セミレーシングマフラー、レーシングマフラーのようにマフラーに3種類のパーツが用意されていたり、レーシングエアクリーナーとスポーツエアクリーナーのように2種類のパーツが用意されているといったことがありました。GT7でもその特徴は引き継いでいますが、車の段階に合わせて各チューニングパーツがカテゴリー分けされた状態で表示されています。カテゴリーは、スポーツ、クラブスポーツ、セミレーシング、レーシング、エクストリームの5つ。

スポーツエアフィルターやスポーツコンピュータなどがスポーツカテゴリーに分類されるようです。また、先日公開された動画ではポルシェ911 GT3に対するチューニングパーツの例が示されていました。ここでは、ストリートサスペンションがスポーツカテゴリーに分類されていることが確認できますが、この車では選択できない様子。おそらく車のクラスに合わせて選べない(あえて設定されていない)チューニングパーツがあるようです。

GT6では姿を消していたチューニングや、新たに増えたチューニングメニューも多くあります。復活の代表例でいうと排気量アップ。今作では、単なる排気量アップではなく、ボアアップとストロークアップの両方が設定されているようです。現実では、ストロークアップをすると高回転が回りにくいといった作用もありますから、もしかするとこのあたりも再現されているではないでしょうか。また、ブレーキ関係はブレンボとの提携により、ブレーキパッドのチューニングとブレーキローターのチューニングが別れました。個人的に気になっているのはフルカスタマイズコンピュータというチューニングメニューが設定されていること。今までのGTシリーズではROMのチューニングは全く触れませんでしたが、もしかすると今作では少しROMチューンもユーザーの手を加えることが出来るのではないでしょうか。ちなみに、タービンキットは今まで通り低回転/中回転/高回転の3段階が用意されているみたいです。一方で、スーパーチャージャーもトルク特性によって少なくとも2種類が用意されていることが確認できています。アンチラグシステムの項目も追加されているのもかなりワクワクです。また、GT4,GT6で存在していたNOSも復活。これは熱い。

そして、フォルクスワーゲン ビートル’66を例に出したチューニングメニューの画面から、今までにないチューニング項目が予想されています。待望のエンジン換装です。

動画内で出ているビートル、画像に示すようにエンジンモデルと表記されているところが、M96/76-Porsche-’01となっており、明らかにエンジンが元の車と違うことがわかります。排気量も3.8Lと表記されており、馬力も450馬力オーバーと、夢のようなマシンが出来上がっています。先ほど触れた5つのカテゴリーのうち、エクストリームに関する内容はまだ明かされていませんので、もしかするとそこにエンジン換装に関係するチューニング項目があるのかもしれません。

さらに、カーライフシミュレーターとして忘れちゃいけない外装のカスタマイズも大きく進化。トータルで650種類以上のエアロパーツと、130種類以上のホイールが用意。また、オールペンも対応しており、リアルカラーだけで1200色程度あるみたいです。エアロとホイールだけで考えても1台の車に数十種類のカスタマイズが可能なようです。

エアロパーツに関しては、GT5-6にあったエアロパーツがそのまま踏襲されているイメージだと思われます。なので、車ごとの差は思ったより大きいかも。当然、用意されているエアロの数も格差があると思います。シルエイティのリアバンパーはかなりかっこよかったです。そして、ロードスターのようなオープンカーではロールケージも装着可能になる様子。オープン状態で走れるかつロールケージということで、本当にリアルの仕様を再現するオーナーさんもいるのではないでしょうか。

何よりも大きな変更はワイドボディ化への対応。どうやら一車種に対して2種類のデザインが用意された車もあるみたいで、このあたりは他のプレイヤーとの差別化も図れそう。ワイドボディ化によるトレッドの拡大が車の操縦性に変化をもたらすのかは不明ですが、このあたりもぜひ再現していて欲しいものです。ちなみにワイドボディ化のアニメーションでは、GTオートのスタッフが手で引っ張っています。このあたりの遊び心はGTシリーズならでは。

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いよいよ3月4日発売。本当に待ち遠しい。

GT6の発売が2013年の秋ごろ。そこから8年半も待ち続けたナンバリングシリーズのグランツーリスモ。いよいよ数週間後には登場します。

GT6発売時高校1年生だった私も、今や大学院を卒業する歳にまで成長しました。そんな時の流れを感じながらも、またGTシリーズに触れて楽しめるというのは本当に幸せなことです。
私はダウンロード版の25周年エディションを予約済みです。あとはPS5を手に入れるだけですね。そうそう、ハンコンも新しくしたいところ。GTYCで使ったT-GTもいいなと思っていますが、FANATECのGT DD Proが非常に気になっております。お値段はかなり張りますし、追加でコックピットも用意するとなると、初期投資が大変。

とにもかくにも、PS5を手に入れないことには始まりませんので、まずはスタートラインに立つところから。YoutubeでGT配信出来るようにしたいところです。楽しみにしていてください。

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